帝王切開についてCesarean section
どうしてもさけて通れないのが帝王切開の問題です。
赤ちゃんを安全に産ますためには、帝王切開選択もやむなしということが往々にしてあるものです。
実際には現在の産科を取り巻く状況を考えると、10~19%は平均と思います。
大病院ほど高い傾向にあります。
横切りの帝王切開
縦切りの帝王切開
つまり、6人に1人は帝王切開ではないでしょうか。少なくとも10人に1人かもしれません。この帝切率を低くうたっている所は、自分で帝王切開せずに他所へ送って、帝王切開になっているというケースが多くあると思います。
大学病院では30%以上といっていい程です。
骨盤位、前回帝王切開、妊娠中毒症、胎児仮死、お産が進まないといったケースがやっぱりどうしても帝王切開の対象になっています。
なら、せめて帝王切開でも痛くなく(よく麻酔管理が出来ている)、創(キズ)がきれい、 横に切ってほとんど目立たないといった帝王切開がいいと思います。
当クリニックでは、ほとんど例外なく横に切らせて頂いてます。
創が目立たず、下着の中に隠れてしまい、術後の創を意識することはありません。帝王切開予定の方、手術の切開について主治医の先生とご相談されて下さい。創は一生のこりますが、きれいな創なら目立ちません。
女性なら、夏場の薄着のシーズンや温泉旅行などで、つい意識してしまうものです。
帝王切開でもきれいな創がいいですね。